M氏はホメて欲しいだけ

平凡なM氏はいい年こいてるので、嫁や会社の同僚からホメてもらえないが、心優しきお前ならホメてくれると信じて頑張るブログ

最短ドメインを選ぶ際の9つのルールと1つの手法

何事も無駄を削ぎ落としシンプルを突き詰めて追求すると、そこには機能美や利便性が見えてきます。


ドメインを選ぶにもこういうシンプルさに重点を置いたドメイン名を決め方や考え方があるんだよと、というオレオレHowToについて書きたいと思います。

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オレオレ流のドメインを選ぶ際の8つのルールと1つの手法の目次は以下の通り

  • ルール1.TLDは最短で違和感無いものを使う
  • ルール2.ドメイン名はなるべく最短で
  • ルール3.見間違えにくく書きやすい文字を使う
  • ルール4.携帯やスマホの入力モードは切り替えさせない
  • ルール5.qwertyキー配列での入力しやすさを追求
  • ルール6.E.161規格キー配列での入力しやすさを追求
  • ルール7.母音を含んで読みやすく覚えやすい文字列
  • 手法1. 取得可能な3文字ドメインを簡単に探す
  • ルール8.大文字と小文字で文字のバランスを確認する
  • ルール9.3文字の意味を追求

上記の各項目の詳細について説明しますが、最後の方に全ての条件を満たした取得可能なおすすめドメインや、最短ドメインのメリットについて紹介します。



ルール1.TLDは最短で違和感無いものを使う


ドメインの終わり部分には「.com」や「.net」「.jp」など、色々ありますが、これをTLD(トップレベルドメイン)と言います。


僕の好きなTLDは2文字で信頼の「.jp」が好きで、後で説明する「ルール6」にも合致しています。


ちなみにTLDには、「.com」や「.net」「.jp」以外にも、馴染みが薄い「.tokyo」や「.club」などから、怪しげな「.vc」「.xyz」「.xxx」など様々なものがあります。


もし一般の人に馴染みが薄い「.vc」や「.xyz」「.xxx」のURLを大半の人が見かけたら、「.vc」はウィルスにかかりそうと心配になったり、「.xyz」とか駅の掲示板書くのがお決まりだったり、「.xxx」とかバツが三つも並んでいて開いちゃダメな気がしますし、僕もそんな怪し気なサイトにはアクセスしたくありません。


もちろん個人用途ではなく、サービス内容を連想させる事が最重要であれば、馴染みの薄いTLDでも良いかと思います。例えば「taxi.tokyo」とか「ginza.club」などは覚えやすいしサービス内容が容易に連想されてシンプルで良いドメインだと思います。


ルール2.ドメイン名はなるべく最短で


汎用JPドメイン名は文字数は3文字以上63文字以下で空いていれば好きな文字列で取得する事ができます。


使用できる文字 | JPドメイン名の種類 | JPドメイン名について | JPRS


ちなみに、ここでいうドメイン名とは「◯◯◯.jp」の「◯」の所です。


ドメイン名は可能であれば3文字長くても4文字までにしたいです。


ルール3.見間違えにくく書きやすい文字を使う


独自ドメインを取得すると、個人メールアドレスにもそのドメインを使うので、そのドメインの手書きの記入頻度は高くなります。


見間違えやすい文字を使うと手書きで書く時に、見間違えられないように気を使って書く必要が出てきます。


だから、こんなドメインはヤメておいた方がいい → 00o.jp ll1.jp


実際に紙に書いてみると分かると思いますが、10人に見せて全員が見間違え無いようにするのは至難の技です。


このドメインを見た相手は高確率で「これはオーですか?ゼロですか?」って確認してきますので、「これはゼロじゃなくてオーです」って説明する必要が出てきて、非常に面倒です。


また、せっかく短いドメインでも絶対間違えられないように毎回フリガナを付けたりするのは本末転倒で、短いドメインのメリットが台無しです。兎に角避けた方が無難です。


自分の感覚では、手書きが難しく間違えやすい文字は以下の6つ

b i j l o q
6 j i I 0 9


利用する文字は、上記を除いた以下の文字を利用したいです。

a c d e f g h k m n p r s t u v w x y z

この20文字であれば手書きも苦ではありません。


ルール4.携帯やスマホの入力モードは切り替えさせない


ドメインに数字やハイフンが含まれていると、スマホやガラケーなど入力する際に「英字入力」から「数字入力」や「記号入力」にキーボードを切り替えないといけないのでストレスになります。


スマホデビューしたばかりの人や文字入力が苦手な人には、入力切替は非常に高いハードルなのです。


スマホに慣れていても入力切替は手間が増えるので、小さいストレスを生んでいます。


また取得したドメインを世界で一番繰り返して入力する事になるのはあなた自身です。


小さなストレスの積み重ねから自身を守るために数字やハイフンを使用しないドメイン名にしましょう。


ルール5.qwertyキー配列での入力しやすさを追求


qwertyキー配列とは一般的なWindowsやMacで入力する際の英語配列の事で、簡単に言うと一般的なPCのキーボードの英文字配列の事です。


PCキーボードは一般的に入力時は左右交互にストロークするとリズムよく入力しやすいと言われます。


たとえば、このブログのb.zma.jp

b . z m a . j p


上記だと左右の指を交互に利用できてテンポとバランスは良いです。


また、下記の例だと左手が完全に死んで、右手ばかりが疲れます。きっとストレス大きいです。

p o n . j p
k i m . j p


片手で入力できて簡単だという人は、PCで以下の文字入力を1000回繰り返してみましょう。

s a w a b e


利き手の右手がサボってばっかりで、左手だけの入力だと打ち間違えが多くが過労となり高ストレスになり、きっと労働基準監督署から改善指導が入ります。


ルール6.E.161規格キー配列での入力しやすさを追求


WindowsであろうとMacであろうと、PCのキー配列は一般的にqwertyキー配列。


触るPCの機種ごとに異なるキー配列だったら、ストレスで気が狂います。


同じように携帯電話やスマートフォンなどでの電話型キーの英字配列も規格があり、世界的に多くはITU-T*1勧告のE.161規格を採用しています。

E.161 - Wikipedia, the free encyclopedia


ガラケーだけではなくスマートフォンのフリック入力やトグル入力の英字配列も基本はE.161規格をベースに配置されています。


なので、このE.161規格で各キーの1文字目にある8文字は非常に入力しやすい。

数字キー 2 3 4 5 6 7 8 9
1文字目 a d g j m p t w

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また、この中で「ルール3.見間違えにくく書きやすい文字を使う」に該当する文字は「j」を除く7文字

数字キー 2 3 4 6 7 8 9
1文字目 a d g m p t w


また、ルール1で「.jp」のTLDを選びましたが、「j」と「p」は上記に含まれていて合致するので素晴らしいのです。


「ルール3.見間違えにくく書きやすい文字を使う」で「j」は「i」と間違えやすいから使うなと書きましたが、「.jp」だけは別です。


「.jp」のTLDは国内知名度が高く、雑な手描きでも「.ip」と間違う人間は殆どいません。


ちなみに僕はスマホで英字を入力する際はqwertyキー配列しか使っていませんが、初期設定時に電話型キー配列の英字入力しか使えなかった時などに、この文字を優先している事で慣れない入力方式でも入力が楽です。


ルール7.母音を含んで読みやすく覚えやすい文字列


「a」「i」「u」「e」「o」の母音を含む文字列は、読みやすい言葉になりやすいです。


ただ、ルール6の「E.161規格キー配列での入力しやすさを追求する」の内容を考慮すると該当する母音は「a」のみなので、俺的には「a」は最高の文字なのです。


ちなみに、母音が入っていない文字列を見ると、アルファベット読み以外は読めなくて何て読むんだろうと悩み、その日の夜は眠れなくなります。


手法1.取得可能な3文字ドメインを簡単に探す


ルール7で導かれた最高の文字である「a」を含む3文字ドメインを探してみます。


取得可能な3文字ドメインや4文字ドメインは下記サイトから検索できます。


3文字4文字ドメイン名検索 - !JP 日本レジストリサービス


「a」を含む取得可能な3文字ドメインは、現時点で残り1,557個


そのうち、3文字ともルール6の「E.161規格キー配列での入力しやすさを追求する」を満たした空きドメインは以下の1つです。

AWG

しかし、ルール7の「読みやすさ」は満たしていません。


また、2文字がルール6を満たし、残り1文字がルール3の「見間違えにくく書きやすい文字を使う」を満たした空きドメインは30個しかありません。

AFG、AHD、AHW、AUA、AWU、DZA、GAV、GHA、GYA、GZA、HPA、MZA、、PVA、PXA、RWA、TZA、UAP、VPA、VTA、VWA、WUA、WXA、WYA、XAD、XTA、XWA、ZAM、ZAT、ZGA、ZPA


1個+30個の中よりルール7の「読みやすさ」を満たしたドメインを吟味してみます。


ルール8.大文字と小文字で文字のバランスを確認する


候補となるドメイン名の大文字と小文字で表示してバランスを見て、しっくりくる物を選びましょう。

大文字 小文字
AFG afg
AHD ahd
AHW ahw
AUA aua
AWG awg
AWU awu
DZA dza
GAV gav
GHA gha
GYA gya
GZA gza
HPA hpa
MZA mza
PVA pva
PXA pxa
RWA rwa
TZA tza
UAP uap
VPA vpa
VTA vta
VWA vwa
WUA wua
WXA wxa
WYA wya
XAD xad
XTA xta
XWA xwa
ZAM zam
ZAT zat
ZGA zga
ZPA zpa


上記の中から実際に読めて、独断と偏見でバランスの良さそうなそうな文字をピックアップ

大文字 小文字 読み 入力手
VPA.JP vpa.jp ヴィパ 左右左
VTA.JP vta.jp ヴィータ 左右左
ZAM.JP zam.jp ザム 左左右
ZAT.JP zat.jp ザット 左左左
ZPA.JP zpa.jp ジーパ 左右左

この5つの候補の中から更に絞り込む


ルール9.3文字の意味を追求


世の中には3文字の略記はごまんと有ります。


候補のドメインについても、何かの略記になっていないのかWikipediaや英語辞典サイトを確認して気に入る略記があるか確認しましょう。


もし、気に入る略記がなければ、自分で3文字を作ったオレオレ略記を考えれば良いだけです。


そして、最後は直感やフィーリングがマッチするドメインがあればドメインを取得しましょう!


最短の独自ドメインのメリットとは

  • ドメインが6文字で済む。

これに慣れるとHPアドレスやメールアドレスを入力する機会がある時に、docomo.ne.jpの12文字やsoftbank.ne.jpの14文字なんて気が狂いそう。gmail.comの9文字すら長い。

自分のHPを表示する時に、華麗に入力しやすくかつ、最短でスマートに入力できます。

  • 8文字メールアドレスが持てる

メールアドレスの@マークの前方をユーザ部といいますが、独自ドメインなら好きな文字を使えるし1文字でも取得可能。

問い合わせ用はinfoの「i」だけ、顧客対応用はcustomerは「c」だけなど、頭文字の1文字だけでメールアドレスを作れば、手書きでメールアドレスを書く時もスラスラ書けて非常に楽なのです。

世の中からメールアドレスの必要性が無くなるまでは、この利便性を享受し続ける事ができるのです。


これがきっと、シンプリストが使うべきドメインのはず!!?

*1:国際電気通信連合の通信分野の標準策定を担当する「電気通信標準化部門」